小宇宙、燃えてる?

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アウターゾーンの神回紹介 vol.2 運命を変えるキッカケを掴むエピソード

こんにちは!
今日もコスモ全開、リーマン・マスクです
自己紹介はこちら



今日は
アウターゾーンの神回紹介第2弾
に、ついてです!

アウターゾーンというマンガは
世にも奇妙な物語のマンガ版と思ってもらうと
分かりやすいです

1990年代にジャンプで連載してました

ストーリーテラー兼登場人物
(ストーリーテラーのみの時もある)のミザリィ
という謎の女と共に繰り広げられる
アウターゾーンの世界
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現実と重なり合った異世界で繰り広げられる
不思議な話が短編でいくつもある
そんな話です

そして今日はその中でも

《運命を変えるキッカケを掴む話》

そこに焦点を当てて、伝えていき。。。ますっ!

1・第5話《あの日から・・・》

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ビルの下に車が到着した

中から出てきたのは2人のヤクザ

そのヤクザが乗ったエレベーター
そのエレベーターの前で銃を構えて待つ男がいた

彼の名は《江藤明》27歳

とある暴力団の下っ端だ

エレベーターの扉が開いた瞬間
彼はヤクザ2人に向けて発砲した

そしてそのヤクザ2人を殺したが、自分も
腹部に銃弾を受け、瀕死の重傷を負ってしまった

その状態で何とかマンションから外に出ると
そこにはタイミングよくタクシーがいた

彼はそのタクシーに乗り、病院へ向かった

ただそのタクシーはミザリィが運転する
アウターゾーンへ向かうタクシーだった

彼はもちろんそうとは知らず
そのタクシーの中で苦しみながら後悔していた

『このまま俺は死んでしまうのか?
 こんな、こんな一生なんて
 俺はイヤだ・・・!』と



そうしてしばらく目を閉じていると
ミザリィから

『着きましたよ』

と、言って起こされた

そして、彼はタクシーから降りた


しかし、降りた先には病院なんてなかった
それどころか、なんかおかしい

よく見ると、自分が昔住んでいた街だったが
違和感を感じるのだ

なぜなら
昔に潰れてしまったハズの店があったり
歩いてる人達の服装が、今の時代ではなかったから

『どうなってるんだ。。。?』

と、思いながら歩いていると
書店に一冊の雑誌があったので手に取った

すると、そこにはなんと
1971年5月の印字がされていた

彼はどういうことか、彼が小学生の頃住んでた街に
そのままタイムスリップしてしまったのだ

彼は

『こんなの夢に違いない
 死ぬ前に幻でも見てるんだ・・・』

と、自分に言い聞かすが、打たれた腹は痛いままだ

そしてその痛みを和らげるため、彼は自分が通っていた
小学校のグランドのベンチに座っていた

彼が懐かしさを感じていると
そこにおもちゃの飛行機が飛んできた

『ご、ごめんなさい。。。』

と、言いながら近寄ってきた子供

その子供は
彼の顔色が凄く悪い事を心配してくれたが
それよりも彼はその子供の顔を見て
思わず名前を尋いた

するとその子供は

『江藤明だけど。。。』

と、答えた

そう。信じられなかったが
同時に彼は、見た瞬間に分かったのだ
この子供は、自分の子供時代の自分だ
と、いう事に

なので、とっさに名前を尋いたのだ

そして当然、自分の事だからその子供の
考えてる事や夢を当ててみせた

すると、その子供も心を開き
今日あった腹立たしい出来事を話してくれた

それは、この子供の父親と母親が
引っ越しの際に彼の飛行機のプラモやおもちゃを
ほとんど捨てられたという事だった

そして、怒って家を飛び出してきた事も

明はその話を聞きながら
その事はよく覚えていた

ただ、その子供は明に言った

『でも俺、パイロットの他にも夢があるんだ
 アポロの宇宙飛行士、プロボウラー
 円谷プロに入って怪獣も作りたい!
 だから俺、早く大人になりたいな。。。!』

そう語る子供時代の明の目は、キラキラ輝いていた

明は彼のそんな姿を見て、思わず抱きしめた
そして、そのまま彼に伝えた

『いいか!両親がお前の大事な物を
 捨てたように
 これから先
 お前から夢や希望を奪おうとする
 事はたくさんある
 でも、負けるんじゃないぞ!
 夢や希望は簡単に捨てれるけど
 取り戻すのは
 すごく難しいんだ!』

と。。。

そして言いながら思った

そうだ。自分にもこんな時期があったんだ
夢や希望にあふれて、それを疑わなかった心が
なのに、一体いつから俺の心は
こんなにひねくれてしまったんだ。。。!

と、強く、深く。。。


そして、その時だった
二人のいる場所に、ドッチボールのボールが
転がってきた

そして、そのボールを転がしてきた仲間達は
明に気づき

『あっ、あれ転校生の江藤明じゃない?』
『本当だ。おーい、一緒にドッチボールやろうよ』

と、誘ってくれた


その瞬間、彼は思い出した

そうだ!
悲しんでた俺はこの日
このままボールを放り投げて、どこかに行った
そしてそれ以来、クラスで孤立して
その後は悪い仲間とつるむようになり。。。

と、いう事を

また同時に思った

もし、あの時仲間に入っていたら。。。?


そして、子供時代の明を見ると
もう今にもボールを投げて、どこかに行こうとしてる

彼はそれを見て

『いいか!仲間に入れ!』

と、説得するが、子供時代の明は
今、そんな気分じゃないと言った


けど、明は諦めず

『今が人生の分岐点だ!
 正しい道を選ばないと
 後悔する!』

と、必死の想いで伝えた

その結果
子供時代の明はどうしたか?

そして、彼自体はどうなったのか?

それは

で、確認してみてください

この話を読んで
もうやり直しがきかない
と、思うか

今がまさに人生の分岐点なんだ!

と、どちらの想いを選択するかは
アナタ次第です

2・第10話《デス・ファイヤー》

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高校生の有川陽
他の人には無い特殊な力があった
それは《他人の死を見通す力》

彼は人の顔の周りに《炎》を見る事が出来る
その《炎》は死の炎

顔の周りにその炎が出てる人は
近い時期に必ず死ぬ

ただ、それがいつなのか?
そして何が原因で死ぬかは分からない

だから、その人が死んでしまう事は分かっても
決して止める事が出来ない

そこから彼が学んだことは
《運命は決して変えれない》
と、いう事だった


そんなある日、陽の学校に転校生が現れた
彼女の名前は桜井はやみ

陽とは小学校6年の時に引っ越して別れていた

陽との久しぶりの再会に
『運命って素敵ねー!』
と、感動するはやみ

だが、陽は
『運命なんかくそくらえだ。。。』
と、寂し気な表情で答えた

無理もない

陽はこれまで何人もの《死の運命》を
見届けさせられてきたのだから


昼休みになると
一緒にお昼食べようと約束した陽がいない

はやみが屋上に行くと、そこに陽はいた
そしてタバコを吸っていた

それを見たはやみは陽からタバコを取り上げ

『タバコなんてやめなさい!
 肺がんにでもなったらどうするの!』

と、陽を問い正すが、それに対し陽は

『タバコで肺がんになるかどうか?
 そんなことは生まれた時から
 運命で決まってる
 何をしたしたって
 変わらないさ。。。』

と、答えた
実は学校で唯一、陽の能力を知ってるはやみは
陽に対して

『やはりあの能力のせい?』

と、尋ねた

陽は答えた
昔は運命を変えようと努力した事があった事
でも、いくら警告しても結局
その炎が見えてる人達を救えなかった事

はやみは落ち込む陽を元気づけようと
昔、陽が自分にくれた腕時計
最近遅れちゃってるけど、まだつけてる事を伝え
さらに、日曜にデートに行こうと誘い
陽はそれに応じた

ただ、待ち合わせ当日にそれは起こった

デートの待ち合わせ場所に来たはやみの顔
なんと、その死の炎《デス・ファイヤー》
覆われていたのだ!

そして陽の表情から、はやみはそれを悟り

『まだ死にたくない!』

と、叫びながら走り去ろうとした

そのはやみの腕を陽はとっさに掴んだ


その時だった



陽の頭のなかに、次々と映像が飛び込んできた

《繁華街》《歩道》《自分の手じゃない腕時計》
そして《迫りくるトラック》

一瞬の事で陽にはその場で分からなかったが
後で冷静に思い返してみると
おそらくそれは、はやみの死の間際の光景だと
推測できた

そして、陽はその運命を変える為
時計の指し示していた時間に
その繁華街の歩道で見張る事にした

はやみに直接伝えたかったが、はやみは
ショックで学校を休んでいたからだ

そして見張りを続けたある日
その日もあの日見た腕時計の示す時間を過ぎた為
陽は自宅に戻ろうとしたが

なんと、そこであの時見たトラックを見つけた
そして、その近くには
音楽を聴きながらお店から出てきたはやみの姿が!

『なぜ時間を過ぎてるのに?!』

陽はそう思った瞬間思い出した

その時計は遅れてるという事に!

『はやみーーー!』

陽は叫ぶが、はやみの耳には届かない

『後少しなんだ!あと少しで運命を。。。!』

その想いで運命を変えるために、走る陽
そして、走った先に待っていた運命は。。。?!


ラストは

で、ご覧になってみて下さい

ラストの主人公の言葉が、勇気をくれます

3・まとめ

と、いう訳で、いかがでしたでしょうか?

アウターゾーンは
決して勧善懲悪の話じゃないんですし
話によっては多少グロいシーンもありますが
人間の希望に焦点を当ててる話です

5話で江藤明が、子供時代の自分に向けて伝えた言葉
10話で有川陽が、運命に立ち向かう勇気

自分が子供の頃連載してたマンガですが
今、大人になってから読むと
あの頃とはまた違う感情が生まれます

なので、大人になった今こそ
もう一度読むべき作品だと思います



じゃーーー明日もコスモ全開でやっちゃいましょ!