小宇宙、燃えてる?

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【ネタバレ】漫画版『白竜(レジェンド)』にハマる10のエピソード!この男に出会ったら、惚れるか死ぬか、どちらかしかない

10にまつわる4つのお題私が◯◯にハマる10の理由

こんにちは!
今日もコスモ全開、リーマン・マスクです!
自己紹介はこちら



はてなのこのお題も、もうすぐ締め切り間近
なので、書いていきます

いえ。。。

『この一件、私が仕切らしていただきます』
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と、いう名言と共に、今回のテーマは
『私が白竜にハマる10の理由』

これです



白竜といえば、Vシネ版を思い出す人も多いでしょう

ただ、自分が言う白竜は劇画版の方です

同じ作者のマンガで『ミナミの帝王』
これの萬田銀次郎

この人も同率タイで好きですが

ミナミの帝王と言えば、白竜と同じくVシネ版の竹内力

彼を思い出す人も多いと思います
が、自分が好きなのはやはり劇画版の方です

なぜか?


白竜も萬田銀次郎も、アウトローです

ですが、実写版みたいにヤクザ丸出しじゃなく
『卓越した知性と大胆な行動力で莫大なゼニを稼いでいく』

だからこそ痺れるからです

もし自分が女だったら、間違いなく尽くしてます

早くに人生の幕を下ろす事にはなるだろうけど w


そんな真の強い男。白竜と萬田銀次郎


白竜と萬田銀次郎の違い

白竜は静のイメージ
冷静かつ大胆

萬田銀次郎は動のイメージ
情熱的かつ知性的

彼らを詳しく対比しても面白そうなんですが、今回はテーマに沿って
『白竜の10のエピソード』

これを伝えながら、彼の凄さについて迫っていきたいと思います

1・言い訳を作るなら命を張れ

白竜は組の若頭です

組長の黒須はお人よしのお調子者

色んな経緯があって、白竜は黒須の為に組を盛り上げてる
黒須組自体は40人程度の弱小組織だが、白竜が加わった事により、渋谷で一目置かれる存在になっていた

そんなある日、黒須組長が白竜に、もうシャブの扱いは辞めると言い出した
元々シャブには反対の白竜は、その提案を快諾

ただ、1つ問題が残っていた

それがもう決まってる別の組とのジャブの取引だ

取引相手の組は黒須組とは比べ物にならない程の大組織
今さら決まってる取引を中止にするとは言えない

さあ、どうするか?

みなさんならどうしますか?



白竜は組長を車に乗せて、取引現場に向かいました
心配になった組長は白竜に尋きました

『おめぇ、このまま取引先に向かってどうするつもりだ?』

それに対し、白竜はまるで普通のドライブの会話のように

『取引の事はすでに警察に通報しました。今頃、取引先には警察が張ってるハズです』

と、平然と答えた

それに対して激高する組長

『そんな事したら、捕まりにいくようなもんだ!逆に、取引現場に行かなければ自分らが通報したとバレバレだ!俺ら弱小組織なんざ、一気に潰されるぞ!何を考えるんだ!』

と、白竜に向かって叫んだ

そこで白竜は不敵な笑みを浮かべ

『俺らは取引現場に行きませんよ。ハッキリした理由があればいい』

そう答えると、車のアクセルを加速した
速度はグングン上がっていく

赤信号も関係ない
このままだと交差点に突っ込む


『止まれ!白竜!』

そう叫ぶ組長をよそに白竜は

『生半可な事じゃ奴らは欺けません。しっかりつかまってて下さい!』

そう答えながら、さらにアクセルを加速し交差点に突っ込んだ

そして、横から走ってきたダンプカーと衝突事故を起こしたのだ
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何度も横転する車の中で、白竜は組長を全身を張って守った




翌日、彼ら2人は病院のベットの中にいた

そこで読む新聞には、取引先にいた組が警察に捕まった事が載っていた

結果、白竜は
シャブの扱いも辞め、相手の組織の疑いもかわす事を成し遂げたのだ


そして、一歩間違えれば死んでいたかもしれない大けがをしているにも関わらず、まるでいい夢を見たかのような表情で、穏やかに窓の外を見つめる白竜

『ああ。。いい天気だ』
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目的達成の為なら、ためらいもなく命を張る男
痺れます

2・正々堂々?何を勘違いしている。俺は。。。ヤクザだ

元格闘家の男。新道

彼は誰もが認める強者だった

事件を起こし、ライセンスをはく奪されなければ、日本の、いや、世界の記録を塗り替えていたハズの男だ

それは誰もが認めていたし、彼自身もそう思っていた

ある時までは

彼はとある飲み屋で白竜に出会った時に見た
白竜の眼光に、一瞬恐怖を感じ、動けなくなってしまったのだ

彼はそれが許せなかった
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だから、白竜の動向を掴み、彼に決闘を申し出た

白竜はそれを快諾し、夜、公園のブランコに座っていた




その白竜に、新道は後ろから声をかけた

『逃げずに待っていたとはいい度胸だ』

その新道に対し白竜は

『すぐに俺を褒める気は無くなるぞ』

と、言い、新道に拳銃を突き付けた


突然の白竜の行動に慌てた新道は

『組の抗争じゃあるまいし、まして俺は丸腰だ。その俺を打てるのか?!』

と、白竜に抗議するが、白竜は

『お前はバカか?俺は格闘技の趣味もない。根っからのヤクザなんだよ』

そう言って、ためらいなく新道に数回発砲した
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身体を撃ち抜かれ、もだえ苦しむ新道
白竜に対して罵詈雑言を浴びせるが、次第に意識は遠のいていった

そして、その中で新道は悟った


『あの時感じて動けなくなった恐怖は、人をためらいなく殺せる殺意だったんんだ。。
勝負はハナからついていたんだ。。。』

その直後、新道の意識は完全な暗闇に飲み込まれた



これを知ってるから、不良マンガとか正直、おままごとにしか見えない

楯突くヤツはズドンと一発で黙らせる

普段、寡黙だからこそ渋すぎる一撃

3・暴力ゼロの交渉で、立ち退き拒否の男が『土地を買って下さい』と変わるまでの話

とある大手不動産は、今、地上げの問題に悩んでいた
建設予定地の地上げが、1か所だけまとまらないからだ

その相手が立ち退きに承諾してくれないと、建設予定のビルが建てられない
そしたら莫大な損害が出てしまう

なのでその不動産会社はヤクザを使って立ち退きを遂行しようとしたが、その立ち退きを拒否するラーメン屋の店主は、なかなかの手練れだった

彼は、ヤクザがいくら脅してきても、実際に手出しが出来ないと高を括っていて、暴力の脅しにも屈しなかった

まだまだこの土地の価格が上がる事を知っていたからだ

なので、その不動産会社は完全に行き詰まっていた


そこに現れたのは白竜

彼は言った

『私なら彼にその土地を、買って下さいと言わせてみせます』と

そして不動産会社は白竜に任せる事にした


さて、皆さまならどうしますか?




白竜はこの件で、暴力は一切使わなかった

彼は組員達を使い、勝手に宗教団体を創り上げた
そしてその組織の本部を、そのラーメン屋の隣のビルに設立して、路上で通行人の人達に高らかに宣言した
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『我々は、ここに新たなる活動を始め、この地から布教を始める!みな、この地に集結せよ!』と

そして、その宗教団体の名前は何と、この世界で言ったらあの組織
オ〇ム真理教だったのだ


それを聞いた人達は恐怖に怯えた
ここに住んでいたら、またテロ活動を起こされると思ったからだ

そして、その日からその土地の人気はドンドン下がり、地価は暴落していった

もちろん、ラーメン屋の店主は市役所に訴えたが、なんと、白竜は宗教法人として登録はしていなかったのだ

だから規制の対象外

でも、みんなは誤解してドンドン引っ越して、土地の価格が暴落してる


打つ手が無くなったラーメン屋の店主は叫んでいた

『誰か、誰か俺の土地を買ってくれーーーーーっ!』
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どんな脅しにも暴力にも屈しなかった男を、暴力ゼロで屈服させた白竜

相手の強みを逆に最大の弱みに変える戦術

こんな男がいたら、どんな組織も大成するに決まってる

4・もう一つ潰せば、永久に闇の中だ。。。

マネーロンダリング。いわゆる資金洗浄

表に出せない金を、表に出せるお金に変える作業だ

白竜の登場により資金が増えてきた黒須組は、そのマネーロンダリングの為に、南の島にある、とある協会を手に入れなければならなかった

ただ、その協会の取得にカチあった組があった

なので白竜は、その相手の組の若頭と交渉に行く事になった


そして白竜はその交渉を
クルーザーに乗り2人きりで話合おうと提案し、相手もそれを快諾した

もちろん、お互いの組員がボディーチェックをして、武器を所持していない事を確認した上でクルーザーに乗り込んだ

そして、交渉の最中、白竜の交渉相手は白竜にクルーザーの外を見せた

すると、そこには銃器を持った組員が別のボートに乗り、彼を護衛していたのだ

それを背景に、彼は白竜に
『見た通りだ。協会は俺に譲れ』

と、白竜を脅す

だが、白竜はまるで動じずにその申し出を断った

そして
『なかなかいい線をいってる。だが、詰めが甘かったな』

そう言うなり、白竜は彼の腕をつかみ、床に押し倒した
そして、即座に彼の片方の目を指でくりぬいた

そして、外でライフルを構えてる組員達に対し

『打てばこいつもハチの巣だ!』

と、言葉を浴びせ、次に、腕の中にいる彼に対してささやいた
残ってる眼球の側に指を添えながら

『もう一つ潰せば完全に闇の中だな。。。』
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白竜にそう耳元でささやかれた彼は

『分かった白竜~~~!協会はアンタに譲る』

と、大声で叫んだ


『なんだ。物分かりがいいんだな』

そう言って白竜は彼に微笑んだ

そして、去り際に白竜は思った

『ありがとう。よき思い出だけを残してくれた島よ。。。』



ピンチの中で活路を見出し、逆にピンチの状況を自分の強みに一瞬で変える
そしてためらいのない実行力

こんな男は見た事がない

5・これで惚れない女はいない。音階を聞き分ける耳と、そこから相手の生い立ちを見抜く推理力

誰も私のピアノなんて聴いてない

寄ってくるのは、身体目当ての男ばかり

けど、自分の夢を諦めず弾き続ける
そんな美人ピアニストがいた

彼女の名前は立花優花
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彼女はピアノが好きだった。それでプロを目指したが、道はなかなか厳しく、今はレストランでピアノを弾いてる

ただ、寄ってくる男は皆、ピアノよりも自分に興味があった
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今日もそんな日だった


お店のお得意様の常務が、彼女を気にって、店に交渉した

お店としては失いたくない大口のお客様だったので、彼女を説得し、酒の相手をしてもらう事になった

彼女は断ったが、それだと店にいられなくなるので、苦渋の想いでそれを承諾した

案の定、男はその女のピアノの事なんかより、彼女をどうやって口説こうかばかり気にする様な、下品な会話ばかり


そんな時、横から声をかけてきたのは白竜だった

白竜はその場に一言断りを入れた後、彼女に尋ねた

『失礼ですが、もしかしてドイツに留学されてたご経験がおありじゃないですか?』

その質問を受けた彼女は驚いた
なぜなら、この場の誰にも言ってないが、彼女は確かにドイツに留学していた経験があったからだ

そして白竜に
『なぜ私がドイツに行っていたとご存知なんですか?』

と、尋ねると、白竜は
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・ピアノの調律が、特有の音域に調整されていた事
・その音域が高ければ、その分華やかさが増す事
・その調整を行うのは、ドイツの○○楽団しかない

なので、彼女がドイツに留学していたのではないかと見抜いたのだ

下品な男達とくだらない会話の中に、突如現れた研ぎ澄まされた知性。そして、ピアノを聞き分ける能力

さらに、この人は自分のピアノをそこまで聴いてくれていたという事実

彼女の胸に白竜への恋心が一瞬で芽生えた
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そして白竜は、彼女のピアノを讃えると、その場から静かに立ち去っていった




これをされて惚れない女がいるだろうか?
いや、男でも惚れてしまうかも

そして、さらにこれは、彼女を落とす為ではなく、白竜の思惑の一つの足掛かりにしか過ぎなかった点

小さい頃ピアノの先生に、なかなか二重丸をもらえなかった自分とは、とんでもない違いです www

6・相手が巨大組織のドン?関係ない。筋はこっちが通ってる

白竜の親分である黒須組長

彼はお調子者だし、目上の物には弱い
なので、とんでもない事を引き受けてしまった

それは、関東のヤクザのドンの息子を、しばらく預かるという事だった

もちろん、最初は断ったが引き受けるハメに


そして、そのドンの息子である修造は、父親の威光を傘にきて、やり放題のワガママ息子だったからたまらない

黒須組でも誰彼構わずワガママし放題だった
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そんな修三に、白竜はどうしたか?


教育しました

まあもちろん教育と言っても、そんな優しいモノじゃなく、修三を床に転がしボコボコにして、最後はテレビを修三の頭に叩き落とし。。。

と、まあ、そういう教育です w


当然、修三は白竜の『教育』で入院になりました


それを聞いた関東のトップは、白竜もろとも黒須組を葬り去る為に、軍団を引き連れて白竜の元にやってきました

もう終わりだ


誰もがそう思った時、毅然と言い放ったのは白竜

『それは筋が通らないんじゃないですかい?素人が言うならともかく、この世界では、一旦ウチで預かったなら、親はウチだ。まさか、長谷川会長ともあろう方が、自らその決まりを破るんですかい?』


それを言われた大城は、そのまま軍団を引き連れて、何もせずに帰っていった




関東最強の軍団を、指一本使わず追い返した白竜

相手が立場が上だからただ従うのではなく、立場が上だからこそ守らなきゃいけない事を伝える

そして最後は
『修造の性根は私が叩き直すので、お任せください』
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と、落とし所を作るのも最高のタイミングで行っている


ちなみに、この時の『教育』
実は白竜にとっては『遊び』だったんです

その後、修造がどうなったかは、よかったら読んでみてください

7・国家権力?真の支配者は私だ

白竜が戦う相手はヤクザだけじゃない

国家権力とも堂々と渡り合う

仕掛けてきた相手は、渋谷警察署のトップである神内という男
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神内は野望に生きていた
小さい頃、出世を諦めていた父を目の敵にし、警察官のトップを目指した

順調だった

小夜子という女に出会うまでは
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その女の魔性に当てられ、神内の野望は一旦は潰えたが、彼は新しい野望に生きた

それが『渋谷の王』に成る事だった

その為に邪魔だったのが白竜の存在

なので神内は、白竜を潰す事に決めた
警察という国家権力を用いて


そして、その神内の標的にされた白竜は、全くの濡れ衣で留置場に投獄され、さらにそこで事故にみせかけて殺されそうになる

けど白竜は死ななかった

むしろ、その人格と実力から留置場のみんなからもアニキと慕われ、仲間の助けで、殺されそうになるギリギリ一歩手前で保釈も勝ち取った

そして留置場から出た後、白竜は神内に反撃を開始する

とは言っても、もちろん弾くとかじゃない

神内の過去を調べ上げ、小夜子の存在に辿り着き、彼女と共闘して神内を足元にひれ伏させた

白竜に負け、命乞いをする神内

その神内に白竜は尋ねた

『命を助けたら、お前から何が貰えるんだ?』

『。。。渋谷の利権、全てを!』

『いいだろう』
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そして白竜は渋谷の王となり、利権を使い多数の店を出店し、組には莫大な利益が転がり込んでくるようになった



国家権力の横暴さえはね除け、さらにそれを奪い己の組の利益に変える

昔、健康刀という、素振り用の木刀をトランクに積んでいただけで、何時間も取り調べを受けた自分とはエライ違いです w

8・ここで1億や2億の『はした金』貰っても仕方がない

サラリーマンの生涯賃金て、1-2億円らしいけど、白竜からすると1-2億円は『はした金』らしい
もしくはお小遣い

大手証券会社の吉村証券

ここの社長である吉村は、今、スキャンダルに悩んでいた
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それは妻の不倫
そしてその写真をネタに、ゆすられていたからだ

このままではいくら搾り取られるか分からない
そもそも妻は不倫しているし、どうしていいか分からない
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そんな中、部下の勧めで白竜の存在を知り
彼は白竜に依頼した


するとどうだろう

まず、ゆすってきた男は、そのネガを自分に返し、二度とゆすらない事を自ら誓ってきた

そして家に帰ると何としたことか

今まで冷たくワガママだった妻が、三つ指をついて玄関で出迎えてくれて、今までの非を涙ながらに詫びて、彼に抱きついてきたのだ

呆気にとられる吉村

『白竜さん。アナタは一体、どんなマジックを使ったんだ?』


後日吉村は白竜を料亭に招き、お礼をしたいと申し出た

1億でも2億でも出すと伝えた

しかし、白竜はそれに対し

『吉村さん。お金はいりません』

『はい?』

『私はアナタが困っていたから助けた』

『はい』

『そしてアナタは助かった。それだけの事です』

『しかし!』

『困った時はお互い様だ。今度は私が困っていた時に助けてくれたらいい。そうゆう関係でいいじゃないですか』
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そう吉村に伝えて、目の前の2億をフッた

その後どうなったか?


白竜は吉村の力を借りて仕手戦を仕掛け、最終的にその件で利益を得ました

その額何と400億円!

しかも、白竜としてはこの額でも『しくじった』額だと言い、黒須組長に頭を下げてました

1億や2億のはした金

確かに白竜の言ったセリフに間違いはなかった



見てる先が違うと、小さな事に満足しない
結果、莫大な利益を稼ぐ

自販機でジュース当たったらラッキー♪
と、喜んでる自分とは違いすぎます w

9・ヤクザは悪の集まりだが、それ以上の悪の集まりを知ってるか?それは『企業だ』

日本最大の私鉄『西都鉄道』
そこのドンである筒井という男
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彼はあらゆる手を使い、白竜の抹殺に動いていた

なぜなら、白竜が掴んだ西都最大の黒い秘密が暴かれれば、西都は根底から崩壊してしまうからだ


事の発端は伝説の総会屋、平中という男

この男が西都鉄道に訪れた際に、西都は恐れた

最大の影の功労者である四方清一郎と懇意だった平中なら、西都鉄道の黒い秘密を握っているかもしれないと思ったからだ

そして、即1億の謝礼を用意した

そこから白竜は、西都鉄道には何かとてつもない秘密がある事を嗅ぎ付け調べていった

その結果判明したのが、西都鉄道繁栄の最大の黒い秘密は、『指名株』という、完全に違法なモノだった

白竜はそれを掴み、筒井に脅しをかけ100億円の交渉を持ちかけるが、筒井はそれを拒否
ヤクザを使い、白竜を抹殺する動きに出たのだ


しかし、白竜は筒井の仕掛けてきた罠を次々と撃破し、追い詰められた筒井は白竜に100億円の逆提案をするが、今度は逆に白竜がそれを拒否

白竜にとって、もうこの時既に、さらにデカいシノギ(稼ぎ)のシナリオを考えついていた事と、何より白竜は、筒井が自分だけでなく、黒須組長を狙った事が許せなかったのだ
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結果、その後、西都鉄道の指名株の暴露騒動が起こり、白竜が導き出した、さらに奥の手の流れを経て、白竜は巨額の利益を上げ、そして筒井は完全に全てを失った

泣き崩れる筒井に対し、白竜は言った

『アナタがもし、西都鉄道の影の最大の功労者である四方誠一郎という男。彼をもっと丁重に扱っていれば、自分と西都が出会う事はなかった』

西都鉄道の繁栄の為、自ら闇の立場で尽くした四方精一郎
彼の存在を無かったモノにしようとした結果、筒井は闇より深い場所に堕ちる事になった




全ての社員を認めるか、それとも無かったモノにするか

そこが存続の分かれ道かもしれません

10・白竜が唯一、一旦途中で断念したシノギ。それが『原発』

これは伝説のエピソードの1つです

なぜなら、この話は白竜が原発の闇を明かしシノギをかけていこうとした瞬間、打ち切りになってしまったエピソードだからです
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勘のいい方はお分かりかもしれませんが、このエピソード
ちょうど10年前に書かれていたんです

10年前と言えば2011年
そう。あの東日本大震災が起こり、原発の問題が一気に明るみに出た時期です

そしてこのエピソードは、震災より少し前からスタートしていて、問題が明るみに出たと同時に連載ストップしてしまったんです

白竜は、西都鉄道の時のように、実際に起こった事件をなぞらえて作られるエピソードも多々ありますが、これは正に予言的なエピソードでした


ただ、数年してから、このエピソードだけ別枠で再開しているので、気になる方はチェックしてみてください



ちなみに、この連載ストップ際の白竜さんのイラスト
『もう、ゆする相手でもなくなったか。。。』

これは今でも覚えています

11・まとめ

と、いう訳で『白竜にハマる10のエピソード』
紹介させてもらいましたが、いかがでしたでしょうか?

組の為に命を張り、時には相手を黙らす為に一撃で終わらす
そして、博学で女からは常に惚れられ、目先の利益よりも、その先にある巨額の利益を狙い、確実に仕留めていく

もちろんヤクザは、きっと現実には、こんなカッコいいモノではない事は分かっています

けれど、ここに描かれてる白竜という男は、劇画の中に
そして、自分達、読んだ読者の心の中に生きています

もちろん、それはどの作品にも言える事ですが、今の時代、どちらかというと、優しさとか切なさの男が書かれる傾向性にはありますが、男とは本来、こういう存在である

その事を思い出すには、凄くいい作品だと思いますし、自分はこの作品が大好きです



じゃーーー明日もコスモ全開でやっちゃいましょ!