小宇宙、燃えてる?

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彼女はキレイだった9話。中島健人の涙の意味と最終回予告から見る、責任者としてのケジメのつけ方

こんにちは!
今日もコスモ全開リーマン・マスクです
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この、彼女はキレイだった日本版9話
本当に穏やかだった

うん。大きな戦いが終わって
最終回へ穏やかに向かってる感じが
凄くよく出てた


そんな中で特徴的だったのが
宗助(中島健人)が流した涙


かのキレで涙流したのは
宗助は、これが初めてじゃないかな


8話で梨沙(佐久間由衣)が流した涙が
《恋に破れた涙》だとしたら

9話で宗助が流した涙は
《責任者としての力不足を痛感した》
そこからきたモノ


どちらも
自分の大切なモノを守れなかった悔しさ

そこから溢れ出た想い


ただ、恋が極めて個人的なモノであるのに対し
仕事は


特に、責任者としての仕事は
《自分の肩に背負ってるモノ》がある

そこを意識すればするほど
失敗した時の辛さは、個人のそれとは
また《違った意味》になる

なので今日は
《宗助の涙の意味の移り変わり》

それについて、伝えていき。。。ますっ!
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【目次】

1・宗助の涙の意味

A・エリートとしての挫折

宗助は若くしてモストという大企業の
副編集長にまで出世したエリート

だからこそ、その自分がモストを守れなかった事
それは、彼のようなエリートの
プライドをへし折る出来事だった

B・みんなをもっと早く頼るべきだった後悔

ただ、それよりも今は
そのプライドこそを悔している方が遥かに強い

8話でみんなに心を開いて頼んだ事
それを早くからしていれば。。。

自分1人で抱え込まずに、もっと早く
みんなに事情を打ち明けて一致団結していたら

自分のプライドと独断により
モストを、みんなを守れなかった事

その事を思った時、宗助の目から
涙が溢れた

2・責任者としてのケジメの取り方

A・5話とはケジメの取り方が違う

a・5話では会社の為に愛の辞表を受け入れた

5話で重要な取引先からクレームをもらい
交渉が白紙に戻りそうになった事があった

何とかそれを撤回してもらうように頼むと
その取引先が出した条件は
《原因を作った社員を解雇せよ》
と、いうモノだった

そしてその時に
愛(小柴風花)が自ら責任を取り
モストを辞めるという決断をその場で下し
現場から立ち去った時

宗助は止めなかった

もちろん悔しさは人一倍あった

けど、会社の為を思い、愛の決断を受け入れた

b・最終回では樋口くん(赤楚衛二)の身を案じてる

そんな宗助が
最終回の予告では
会社より1人の男の人生を案じている


モスト存続をかけた最新号

目玉企画になるハズだった大物歌手の取材記事
それが、その歌手の脱税事件でお蔵入りになった

その代わりに、みんな自分達が最高だと思う記事
それぞれが全力で作った


が、それでライバル誌のルナに勝てるのか?
勝ってモストを存続出来るのか?

そう言われたら、正直分からない

でも、本当に勝ちたい
何としても

そして、みんなを守りたい。。。!


宗助がそう思っていた所に
ふいに

一本の連絡が入った

その相手はなんと


楠瀬凛

正体不明のベストセラー作家
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彼から
インタビューの取材に応じる
と、いう連絡が入ったのだ

この企画が実現すれば
ルナを倒し、モスト存続も夢じゃない!

なので宗助は
急いで待ち合わせのホテルに向かった



そこで待っていた楠瀬凛

彼は、宗助が来るとゆっくりと振り向いた

その顔を見た時、宗助はあまりの驚きに
言葉を失った


なんとそれは、あの樋口くんだったから!
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ただ、ここからが違う

何が?


責任者としてのケジメの取り方だ

8話までの宗助なら、この件で間違いなく
樋口くんに喜んでインタビューの取材をしていた

けど、最終回の予告では
『彼の人生をメチャメチャにするわけにはいかない』
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と、発言している

もし正体がバレたら
彼は、今までの生活は出来なくなるからだ


まだ最終回は放送されてないから
最終的にどうなるかは分からない

ただ、一度でも
この思考に至ったのが素晴らしいんだ!


8話までの宗助は、会社の為に
それが全てだった

けど、みんなに心を開いて信じ
頼るようになってからは、会社だけじゃなく
責任者として《人を見るようになった》
le-mask-amrta.hatenablog.com


元々、プライドが高いエリート
会社存続の危機

そこに現れた救いの手

本当はすぐにその手を掴みたい!

けど、その差し出された手をすぐ掴まずに
その手を差しのべてくれた人が
自分がその手を掴んだらどうなるかを案じる

自分が絶体絶命の中で
助けてくれようとする人の事を考える

前と比べて弱くなった?

いや、もしこれを成長と呼ばないのであれば
一体何を成長と呼ぶのだろうか?

B・どちらが正解なのか?

人としては宗助のこの行動は素晴らしい

ただ、責任者としては本当に辛く
悩むところだ

1人を犠牲にして、会社とみんなを守るのか?
その逆をするのか?

これについては色んな意見があるだろうけど
自分は
正解は無いんじゃないかと思う

なぜなら、その規模や関係性
どちらを選ぶのが正解かが違うと思うから


例えば、樋口くんと違って
バイトテロのような事する奴は
さっさとクビにして
それこそ賠償責任負わせてしまえばいい

そんな奴なら、考えるべきは個人より会社だ


けど、樋口くんみたいな事情の場合
どうすればいいのか本当に辛いと思う

もちろんドライに見れば
会社の利益になる方を選ぶのが正解だけど
この場合。。。


その観点で言っても
果たしてそうなるだろうか?



こと、モストのような会社の場合は
樋口くんに犠牲になってもらったとしても
最終的には利益にならないと思う

まず、樋口くんが犠牲になる事
モストのみんなが良しとすると思えない

よしんば、涙を飲んで犠牲にして
宗助が
『樋口の為にも俺たちがやらなきゃいけない!』

と、みんなをまとめたとしても
そんなに簡単にはしこりは取れないと思う


るろうに剣心で、剣心の師匠である比古清十郎が
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『自分を犠牲にして守った所で
 その人達の中には悲しみが残り
 本当の意味で幸福は訪れない』

と、言ってるが、正にその通りになると思うから

そもそも皮肉な事に
人のことを見れる責任者になった宗助だからこそ
樋口くんも、彼になら託してもいいと思ったハズだし
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それにこれだけの特集、毎回組めるモノじゃない

いわばカンフル剤

これでルナに勝てたとしても
また近い将来、売り上げが落ちれば
同じ事が起きる可能性は充分考えられる

なので、本来、一番の解決策
『特集無しでもルナに勝てる雑誌にする事』

だからこそ宗助は最初からみんなに話して
それをすべきだったし
宗助はそれを分かったからこそ、あそこで涙した

しかもあの涙は、完全なアドリブだったらしい

中島健人が宗助の人生を生きた証だ
本当に凄い!

3・まとめ

・宗助の涙の意味は重い
・昔は責任者として会社の事だけ考えてた
・今は、責任者として《人》を案じてる
・局面に立った時、どちらを選ぶかは状況次第

今回はこんな感じかな

責任者としての取捨選択は本当に難しい
でも、だからこそ面白くもある

そんなかのキレも、次で最終回
この流れのまま終わるのか、それともどんでん返しがあるのか?

最終回は、誰が何を示すのか?
楽しみですね



じゃーーー明日もコスモ全開でやっちゃいましょ!